☆第43回公演『コジ・ファン・トゥッテ』のみどころ

☆公演のみどころ

今回のMusica Sant’angelo(以下 St.A)第43回公演W.A.モーツァルト 歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』(または恋人達の学校)の見どころは、W.A.モーツァルト円熟期の充実した美しい音楽は勿論として、何といってもSt.Aへ3度目の登場となるイギリス人指揮者スティーブン・エレリ氏による躍動感溢れる指揮と、海外での公演を含めても珍しい「完全ノーカット上演」という点です。

同じ台本作家ダ・ポンテの台本による『フィガロの結婚』や『ドン・ジョヴァンニ』などと比べると、それほど高い評価をされているとはいえない作品ですが、 既成のイメージにとらわれずにじっくりと作品に取り組んでみると、改めて慣習的なカットによって、普段作品の「奥深さ」や情感溢れるあでやかな本質が大きく違って理解されている事を改めて感じます。

贅沢な小規模スペースでのSant’angeloフィルハーモニーによるオーケストラ公演。
《失敗や間違えもあっても、人生って素敵だな》としみじみ感じて頂ければ幸いです。
どうぞお楽しみに。

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